我が家のツバメさん
今日のツバメ邸の様子
我が家にツバメさんが来たのは、5年ほど前でした。それから毎年帰ってきます。
ツバメの生体
帰郷
冬の間暖かい東南アジアの島々、オーストラリア北部で過ごしたツバメは、海を何千キロも超えて日本に帰って来ます。海面すれすれを、集団ではなく一羽ずつ飛んでくるそうです。何故危険をおかしてまで海を渡ってくるのか・・・それは生まれ故郷の日本がやっぱり好きで、南の国は避寒地だからかな?3月の中頃から日本の暖かい地方で見られます。
飛翔
もどる飛行速度は普段は時速50キロくらいですが、最高200キロくらい出せます。ホバーリングもできます。
足は弱く、地面にはあまり降りません。
エサ
飛びながらエサをとり、水を飲み、水浴びします。エサは昆虫です。
巣作り
春の雨で湿ったドロと枯れ草に自分のだ液をまぜてこね、巣を作ります。巣作りはオスメス一緒に行います。一週間くらいで完成です。古い巣を直す場合は1、2日で済みます。昔はがけに巣を作ったようですが、より安全な人家に作るようになりました。ツバメは害虫を食べるので大事にされてきたからかもしれません。
産卵
ツバメは年に二、三度4~7月に繁殖を行います
一日1個ずつ、3~7個の卵をうみます。長さ19mmくらいです。
卵はオスとメスが交代で暖めます。
ヒナの誕生
卵を抱いてから2週間で誕生します。ヒナの目は6日で開きます。
子育て
特に6月は繁殖の季節でヒナがたくさんうまれ親ツバメは交代で畑の害虫をとらえてヒナに運びます。
ヒナは大きくくちばしを開いてエサを待ちます。
ヒナの成長
巣立つとすぐに飛ばなければならないツバメは体力が必要なので巣立つまでに3週間かかります。同じくらいの大きさの鳥と較べて異例の長さです。巣立ち間近になると羽ばたきの練習をします。
巣立ち
巣立ってからはもう巣にもどらなくなり電線などにとまります。しばらくは親からエサをもらい実践訓練も受けます。ヒナはまだ燕尾(えんび)はなく短い尾なのでそれとわかります。
ひとり立ち
巣立ってから2週間ほどで自分でエサをとれるようになります。その年生まれたヒナはほかのヒナたちと一緒にしばらくは町中で暮らします。親鳥はもう一度産卵し子育てをします。
渡り
最初に若鳥がアシ原(ねぐら)に集まって来て、やがて数度の子育てを終えた親鳥も集合。何千、何万という数になり、秋の涼しい風が吹くと旅立ちます。渡る時期は日の長さで、渡る方向は太陽や星の位置から決めていると考えられています。
ツバメの天気予報
ツバメが低く飛ぶと☂これは雨が降る前、水面近くを飛んでいる虫をとるツバメを見ての言い伝えと言われます。
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